活躍する同窓生のページについて
こちらのコーナーでは、様々な分野で活躍されている同窓生をご紹介させていただきます

S40年卒 持田健史さん

無視覚で造形する作家
広島県廿日市高等学校卒業後、武蔵野美術大学・造形学部視覚伝達デザイン学科卒業後、美術教師を務める。38歳で視野が狭くなり、将来全盲の可能性ありと宣告。埼玉県盲学校専攻科卒業後、「鍼、灸、マッサージ」資格取得し開業。そのかたわら視力に頼らない創作活動を開始。「目で見えなくても、触ってみる、聞いてみる」をコンセプトに造形作品を精力的に発表。

持田さんの個展がこのたび故郷の廿日市市で開催されることとなりました
是非皆様足をお運びください

ふれるとつながる個展タイトル ふれる。と つながる
持田健史×にしもとまゆこ
ー無視覚造形作家と手で思考する作家の2人展ー

会 期 2024年09月21日(土)〜 2024年10月6日(日)
時 間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 9月24日(火)、9月30日(月)
会 場 はつかいち美術ギャラリー
廿日市市役所・ウッドワンさくらぴあに併設
料 金 無料

持田さんの作品について
広 告デザイナー として活躍していた38歳、自転車事故をきっかけに視覚狭窄が発覚し、50代で両目の視力 を失います。予 測 不 能 の 人 生を歩 みながらも約 2 0 年 前 から粘 土を用いた造形を展開させます。 持 田の 手から生 み 出される豊かな作 品たちは、今を生きる持 田自身の 証 、そのものです

S35年卒 片山美代子さん

小説家:葉山弥世としてご活躍中 直近の著書をご紹介

著書 華やぎと哀しみと / 2024年1月出版
この一冊には作者の現在がよく表れていて興味が尽きない。
一途な恋に燃えた若き日の甘美な回想、七十五歳、初めて体験した入院生活から得た、自分を含めた様々な人間的発見、
そして女学校の庭園に住みついた亀の物語。読者は語り手としての亀に驚くが、この亀こそは作者の思想の代弁者、もう一つの自画像に他ならないだろう。(文芸評論家 勝又 浩)
出版社 ‏:‎ 鳥影社

広島女学院中・高で世界史を教えながら40歳ごろから小説を書き始めた。85年には新人登壇文芸作品懸賞募集(現中国短編文学賞)で3席を受賞している。「水流」同人(広島市)、「広島文藝派」同人(廿日市市)日本文藝家協会会員 本書が16冊目
北日本新聞社主催「第20回北日本文学賞」選奨入賞、1986年
中央公論社主催「平成8年度女流新人賞」最終候補、1996年

S51年卒 片山芳宏さん

外交官として活躍された43年間をまとめた書籍をご出版

著書 モルドバ大使からの報告 / 2023年11月出版 
―国際交流分野を志す若者の皆さんへ―”
外交活動の最前線でさまざまな課題にチャレンジを続けた著者が、厳しくも充実感に満ちた43年間を振り返ってつづる現場報告。ウクライナ避難民流入の中でモルドバ大使を務めた3年間や、若き書記官時代の模様など全5章で構成。
国際交流分野を志す若者たちにへの応援メッセージ。
第一章●駐モルドバ大使としての奮闘
第2章●外務省入省から新米外交官へ
第3章●ケニア単身赴任時代
第4章●マルチ外交と国際機関
第5章●国際交流活動の勧め
出版社 ザメディアジョン

国内唯一の外交専門誌「外交」で紹介されています。

外交官は学び続け、チャレンジを続ける!
外交官が自身の経験を記した本は多いが、本書のように柔らかい筆致ながら熱のこもった視点で自らの経験、そして国際交流への使命を綴ったものはそう多くはないだろう。外交の実務者として、各国政府やNGO、国際機関と協力して行動していく姿だけにとどまらず、テロやコロナ過などの危機における外交官の在り方も同時に示してくれる本書は、国際交流を志す人だけではなく、その他多くの人にとっても示唆に富むものとなる。

S56年卒 巣山ひろみさん (旧姓 宮本)

児童文学作家として数々の書籍をご出版

著書 すきまのむこうがわ /2024年4月出版
(出版社からの内容紹介)日常にはいつでも亀裂が入る。いつだって、きみがそのすきまに足を踏み入れるのを待っている……。小学校中学年~高学年向け児童文学短編集シリーズ第9弾の著者は、巣山ひろみ。日常のすきまに迷いこんだ読者を不思議で繊細な物語の世界へといざなうファンタジー7編を収録。実力派作家陣が自由にテーマを決め、楽しく簡潔に描いた作品ばかりのシリーズなので、本を読む経験が少ない小学生でもサクッと読書の奥深さを味わえます。
出版社:国土社
著書 バウムクーヘンとヒロシマ ドイツ人捕虜ユーハイムの物語/2020年6月出版
今から百年ほど前の一九一九年三月四日。
日本で初めてバウムクーヘンが販売されたのは、広島市にあった物産陳列館でした。のちに産業奨励館と名前を変えたあと、一九四五年八月六日を境に、原爆ドームとよばれるようになったのです。
出版社 ‏: くもん出版
※この作品は2023年3月にミュージカル化されミュージックカンパニー・イッツフォーリーズにより、東京の俳優座劇場で5日間上演されました。

「雪の翼」で第20回ゆきのまち幻想文学賞長編賞受賞。
『逢魔が時のものがたり』(学研)で第42回児童文芸新人賞受賞。
作品に「パン屋のイーストン」シリーズ(出版ワークス)など。
日本児童文芸家協会会員。